目次
・近視の進行を抑制する点眼治療・リジュセアミニ点眼治療とは?
・子どもの近視の進行を抑制するのが大切な理由
・リジュセアミニ点眼の特徴(安全性・治療効果)について
・リジュセアミニ点眼の対象となる方
・リジュセアミニ点眼の治療の流れ
・リジュセアミニ点眼の治療費用
・リジュセアミニ点眼のよくあるご質問
近視の進行を抑制する点眼治療・リジュセアミニ点眼治療とは?
リジュセアミニ点眼液0.025%は、小児期の近視進行を抑えるために開発された、 日本国内で唯一厚生労働省の承認を受けた点眼治療薬です。(自由診療)

子どもの近視の進行を抑制するのが大切な理由
近視は、近い物を見る際にクッキリと見えるが、遠くのものが見えにくい、ぼやけて見える状態を指します。
近視について詳しくはこちらから
日本では、2人に1人が近視だと言われています。
先進国では、近視が視力障害の主な原因であり、特に子どもの頃に身体の成長とともに、近視の症状がより進行することがあります。
近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、近視の症状が進むことで、視力低下や黄斑変性症、網膜剥離、緑内障などの眼の病気に進行する可能性があります。
近視は、眼球が楕円形に伸びてしまうことでピントの位置がずれる軸性近視の場合が多く、一度眼軸が伸びてしまうと、戻ることがありません。
そのため、眼軸の伸びを抑えることが近視の進行を抑制するうえで重要です。

リジュセアミニ点眼の特徴(安全性・治療効果)について
・眼軸の伸びを抑え、近視の進行を抑制します。
(近視の改善や症状の進行をまったく抑えるものではありません。)
・眼軸伸長を32%抑制(2年間で変化量プラセボ群0.739mmに対してリジュセアミニ群0.505mm)
・度数の変化を39%抑制(2年間で変化量プラセボ群-1.643Dに対してリジュセアミニ群ー1.006D)
・毎日、就寝前に1回の点眼のみで行える、負担の少ない治療です。
・防腐剤フリーの使い切りタイプで清潔にお使いいただけます。
・重篤な副作用の報告はありません。
リジュセアミニ点眼の対象となる方
・―0.5D以下の近視の方
・6~15歳の方(伸長が伸びている間は点眼継続が望ましいです。眼軸は7-9歳で最も伸び、次に10-12歳で伸長量が多く、大人になると安定します。)
・弱視等他の優先すべき他の眼疾患を合併していない方
・3か月毎の定期通院が可能な方
リジュセアミニ点眼の治療の流れ
まずはじめに、リジュセア点眼の治療が可能かどうかを調べるために、目の検査、眼科医師の診察を行います。
検査、診察、治療内容の説明後に、リジュセアミニ点眼の使用を開始します。
医師、スタッフからの指示通り、就寝前に1日1回、点眼を行います。
リジュセアミニ点眼の使用後の経過を確認するために、定期的に通院いただきます。検査、診察にも異常がなければ、点眼薬を追加処方し、引き続き点眼治療を行います。
リジュセアミニ点眼の治療費用
リジュセアミニ点眼の治療は自由診療です。
健康保険や医療費助成制度は適応されませんのでご了承ください。
検査・診察費:3,300円(税込)
リジュセアミニ点眼:4,380円(税込)
視力検査代:1,100円(税込)
メガネもしくはコンタクトレンズ検査代(視力検査込み):2,200円(税込)
リジュセアミニ点眼のよくあるご質問
リジュセアミニの治療は保険適応になりますか?
保険適応にはなりません。検査・薬剤処方などの一連の診療行為はすべて自由診療(自己負担)となります。
点眼をすると近視が治りますか?
現在近視が治る薬はありません。リジュセアミニ点眼は、近視の進行抑制に有効です。
いつ点眼をすればいいですか?
夜、1回1滴両目に点眼してください。
点眼を忘れてしまった場合はどうすればよいですか?
夜に点眼を忘れてしまった場合は、次の日の夜に点眼してください。
何歳から何歳までが治療対象になりますか?大人でもリジュセアミニ点眼治療は可能ですか?
小学生から中学生までが推奨年齢にあたります。対象年齢や治療方針については、医師とご相談のもとに決定しますので、まずはお気軽に当院の医師、スタッフまでお声がけください。