白内障手術について
目次
・当院の白内障手術の特徴
・このような目の症状・違和感はありませんか?
・白内障の治療方法
・白内障手術について
・白内障手術後の見え方について
・白内障手術の合併症
・白内障手術の流れ
-・手術を決めるまで
-・手術前日まで
-・手術当日の流れ
・よくあるご質問
当院の白内障手術の特徴
院長より
当院は開院した時より白内障手術に力を入れています。
2023年からは白内障手術で実績のある前井上眼科 病院副院長の森山先生を招き、手術を実施するとともに、手術日も月1回から2回に増やしました。
安全で確実な日帰り白内障手術を提供できるよう、ご来院いただけました皆様に満足していただけるよう努力してまいります。よろしくお願いいたします。
院長 菅原 道考
・院長が診療から術後まで親身にフォローします。
・万全の状態で安心して手術を迎えていただくために手術前の説明を丁寧に行います。
・手術は年間約3,500件の白内障手術を執刀している実績のある医師が執刀します。
・術後には院長よりアフターフォローのお電話をしています。
このような目の症状・違和感はありませんか?
目がかすむ
物がぼやけて見えにくい
光がとてもまぶしく感じる
物が二重三重にだぶって見える
眼鏡が合わなくなった
白内障の初期症状はほとんどないのが特徴的です。しかし進行するにつれて、上記のような症状が出てきます。
これらの自覚症状がある場合は、第一に白内障を疑って医療機関を受診することをおすすめします。
白内障の治療方法
白内障の進行具合によって、治療方法は異なります。症状がそこまで進行しておらず、日常生活も問題なく送れる程度の場合には、点眼薬や内服薬を使って白内障の進行を遅らせる処置が取られます。
しかし日常生活に支障が出るほど進行してしまっている場合には、手術をする以外に治療方法はありません。白内障手術は、人生で誰しも受ける可能性のある非常にポピュラーな手術になります。
白内障手術について
白内障は眼の中のレンズ(水晶体)が濁ってみえにくくなる病気で、白内障により一度濁ってしまった水晶体は元に戻すことができません。当院では日帰り白内障手術を行っております。 機器や手術の進歩により入院をしなくても安心して日帰り白内障手術が受けられるようになりました。所要時間は10分ほどで、局所麻酔をして行うので痛みもほとんどなく、比較的安全な手術です。 実際に、ほとんど全ての方が日帰りでの白内障手術を実施されます。
白内障手術後の見え方について
白内障手術に使用する眼内レンズは、メガネやコンタクトレンズのように度数が入れられるので、近視・遠視・乱視をある程度治す事ができます。 よく誤解されますが、白内障手術をすると遠くも近くも眼鏡なしで全部クッキリ見える訳ではありません。眼内レンズは遠く、もしくは近くのどちらかにピントを合わせることができます。 どこに焦点を合わせるかは患者さんの希望により選択します。 近くに焦点を合わせた眼内レンズを挿入した場合は、遠くを綺麗に見る(ピントを合わせるため)ためのメガネを作成する必要があります。 逆に遠くに焦点を合わせた場合は、近くを見るとき近見用の眼鏡(老眼鏡)が必要になります。
【ピントが合う距離を遠くに合わせた場合】
【ピントが合う距離を近くに合わせた場合】
白内障手術の合併症
白内障手術でも稀ですが、以下のような合併症が生ずることが知られています。もちろんそういったリスクが生じないよう万全の体制で手術を行ないます。しかし、万が一そのようなことが生じたときは、出来る限りの処置や治療が追加されます。
水晶体嚢脆弱
水晶体の袋(水晶体嚢)が弱くなっていて破れてしまったり、水晶体を支えるチン小帯が弱くなっている場合があります。この場合は手術方法が変更になることがあったり、稀ですが眼内レンズを入れない場合もあり、この時は後日改めて手術を追加します。
後発白内障
白内障の手術後数ヶ月から数年してまた眼のかすみや視力が低下することがあります。これは眼内レンズが濁ったわけではなく、水晶体の奥側の嚢が濁るために起こります。後発白内障は手術の必要はなく、レーザーを使って簡単に濁りを取ることが可能です。
術後細菌感染
手術後の点眼を怠ったり、眼に汚い水が入ったりすると細菌感染がおこり、眼内炎になることがあります。激しい痛み、視力の低下、眼の充血などの症状がでた場合すぐに診察を受けて下さい。
術後網膜剥離
稀ですが、白内障手術後に起こることがあります。術後に網膜もよく見ますので、問題があればご説明いたします。
白内障手術の流れ
手術を決めるまで
1.検査・診療
まずは視力検査・眼底検査等を行い、眼の状態や見え方を 調べます。検査結果や症状の程度をもとに、医師の診療を受けます。
もし白内障が原因と判明した場合、手術が適応かどうかを判断し説明させていただきます。
2.白内障手術についての説明
症状の程度をもとに、医師との相談のうえ、白内障手術を行うかどうかを決めます。一般的には、日常生活に支障が出るようでしたら、手術の実施を推奨しております。本人だけでなく、家族の方々にも白内障手術についてご理解いただき、手術前後の生活にも協力を得ることで、順調な経過をたどる事を目的としています。
3.手術予定日の決定
手術の実施を決断された際には、手術の実施日を決めます。当院の白内障手術は局所麻酔で行いますので、全身の病気がある方でもほとんど問題なく手術は受けられます。ただし、既往で持病のある方は主治医の了解を得ていただきます。
手術前日まで
手術前の検査日
手術前の検査として、眼内レンズの度数を決める検査、採血、涙道洗浄、角膜内皮細胞測定検査等を実施いたします。
手術前の通院日①
手術の時に使用する眼内レンズの度数を決定します。また白内障以外の視力低下の原因となる病気がないか再確認します。
手術前の通院日②
手術当日の来院時間は手術の前の週の木曜・金曜もしくは土曜に説明致します。また手術前に使用していただく点眼薬を処方します。点眼薬は手術3日前から始めていただきます。
手術当日の流れ
来院・受付
受付に診察券・手術の同意書等をお出しください。
点眼 (散瞳・麻酔)
待合にて術前の点眼(麻酔薬・散瞳薬)を行います。
スタッフが点眼しますのでその都度お声がけさせていただきます。
手術前の準備
エレベーターで2階に上がっていただき、手術室用帽子をかぶり、時間になりましたら入室していただきます。
手術室に入室
入室しましたら、術眼に麻酔点眼薬を追加し、眼の周りを消毒して 手術開始となります。
手術終了
10分ほどで手術は終了となります。術後は眼帯を着けさせていただきます。
この眼帯は翌日の来院時まで着けたままになります。
手術後の休憩
手術後は隣の休憩室で、お休みいただきます。
お会計・注意事項
体調が落ち着きましたら、お会計や術後の注意などをお話しいたします。
院長から確認のお電話
夕方院長から体調や目に異常がないかの確認でお電話をさせていただきます。
白内障手術の注意点
洗顔・洗髪
許可が出るまで洗顔・洗髪をしないでください。約1週間が目安です。 なお、洗髪は美容院にて上を向いて行なう、または水を使わないでできるドライシャンプーを使用する場合は可能です。
入浴
翌日より、顔をつけないように入浴してください。
仕事・家事
目をよく使う仕事は避けてください。翌日より軽作業は問題ありません。ほこりっぽい所での仕事は避けてください。
飲酒
4日間は控えめにしてください。当日は禁酒してください。
運動
散歩程度なら翌日から問題ありません。 ほこりっぽい所での運動および水泳は、1ヶ月はしないでください。
運転
翌日の診察時、担当医にご相談ください。視力によりメガネが必要な場合があります。
よくあるご質問
- 手術の費用はいくらぐらいになりますか?
- 手術の費用については下記を参考にしてください。
片眼 | 両眼 | |
---|---|---|
1割負担の場合 | 18,000円 ※ | 18,000円 ※ |
2割負担の場合 | 18,000円 ※ | 18,000円 ※ |
3割負担の場合 | 約50,000円 | 約100,000円 |
※両眼の場合は同一月での手術をした時の費用に限ります。月をまたいでの片眼ずつの手術費用は表記と異なりますのでご注意ください。
・費用は手術費用のみの表記になりますのでご了承ください。
・眼の状態によっては費用が変動することがございます。
- メガネの作成時期は?
- メガネは手術後視力が安定してくる2~3ヶ月後を目安に作成されるとよろしいかと思います。
当院では、「メガネの明光堂」と連携しております。メガネを作成いただく際には、平日午後に予約をお取りいただければ、検査~メガネの作成まで眼科医の指示のもと一貫してフォローいたします。
当院でメガネを購入されたお客様限定で特典として、メガネ作成後半年以内の度数変更は無料で対応いたします。