霰粒腫とは
まぶたの中にできた小さな固い腫瘤です。
痛みはありません。まぶた(マイボーム腺)は、油を産生しており、まぶたのふちから油が出てきます。
何らかの原因により、まぶたのふちが炎症を起こし、油の通り道が詰まり、油がまぶたの中にたまってしまうと、しこりとして感じます。これを霰粒腫(さんりゅうしゅ)といいます。
霰粒腫の治療
軽症の場合は抗生物質やステロイドの点眼で治りますが、薬で改善がない場合や腫れが強い場合は切開しないと治りません。
*霰粒腫摘出術について
- 点眼麻酔を行ったうえで、消毒・洗浄をします。
- 麻酔の注射を行います(痛いです)
- 内容物の場所により皮膚側(外側)または結膜側(内側)どちらかに切開をします。両側を切開することもあります。皮膚側を切開した場合は、傷口を縫うことがあります。
*霰粒腫摘出術の合併症
- 出血・腫れ:切開部・眼の周りの皮下に出血・腫れを伴いますが、徐々に改善します。
- 再発:霰粒腫ができやすい方は同じ部分、または違う部分に繰り返し再発することがあります。